自己紹介をお願いします。

RUBBISH ARTの代表でデザインの仕事をしています安部希です。デザインや印刷に関する豊富な知識を活かし、天体をテーマにした雑貨なども制作しており、岩手のほかに、大阪、福島、東京で販売しています。

入会のきっかけは？

――仕事ばかりになってしまっていて、花巻で人脈を作りたかったんですが上手く行かず、このままでいいのかと悶々としていました。そんな時に同窓会で小原朋久くんから青年会議所の話を聞き、さらに同級生の高橋和也くんが理事長になると聞いて入会を決めました。

参加する前の期待や不安は？

――子供がまだ小さく、JCは忙しそうなイメージがありました。不安だったので、当時、小國奎馬くんに念入りに色々とお聞きました。「そもそも例会ってなんですか？」という質問もしました。

メンバーとの関わりは？

――入会当初に参加した事業で、電気設備工事業の光先輩と意見交換をする機会がありました。普通の生活ではこのような関わり方はないなと感じましたし、仕事の話だけでなく人柄を知ることができ、友達ではなく仲間としての感覚が芽生えました。花巻で仕事をしている人とつながることは、とても大きなメリットだと感じます。 また、保険業をされている菅原彩夏さんや飲食業の松岡由依さんとはアカデミー同期であり、アカデミー出向をきっかけに話す機会が増え、とても仲良くなることができました。これもJCならではの貴重な経験だと思います。

入会以前は？

――高校でデザインを学び、東京のデザイン専門学校へ進学しました。卒業後、北上の印刷会社に入社し、約10年間デザインの仕事をしていました。2020年に家庭の事情で退職しましたが、コロナ禍が始まり、自分でも何か仕事を続けていかないと厳しい状況でした。頼れる知り合いも特にいない中、JCに入会すれば知り合いが増えるかもしれないと思い、入会を決めました。

入会当初はどのような活動をしましたか？

――入会後、青少年委員会に配属され、空港での「あそまなび」事業に関わりました。入会前からデジタルイラストの講師を依頼されていて、当日は講師として参加させて頂きました。驚くほどの反響があり、参加者が予想以上に多く、来場した保護者から後日連絡があり「子供にデジタルイラストを教えて欲しい」と依頼され、実際に仕事にもつながる体験となりました。また、子供たちの学んでみたいという好奇心を今後の将来にどう活かせるか、どう繋がるかを心配する親御さんにも色々な可能性があることを伝える良い機会になり、今後、未来を担う子供達に選択する自由を提供できるようなレッスンを考えていきたいと思うきっかけになりました。

インパクトを感じた瞬間や成功体験は？

――入会して約3か月後、坊迫舞香くんから副委員長の打診を受け、引き受けました。 ある日、会議に出席できないため、理事会に代理出席して欲しいと依頼され参加してみる事にしました。これまで、JCは花巻のイベント運営団体だと思っていましたが、実際は正装して真剣に会議を行い、議案に向き合って事業を作り上げていることを理事会に出席して知り、とても驚きました。 その体験を通じて、事業に対する参加姿勢が変わりました。最初は「ワンタッチくらいでいいかな」と考えていましたが、こんなに一生懸命に事業を作っていることを知り、きちんと向き合わないと失礼だと思うようになり、出来る限り参加することを決意しました。新入会員の方々にも一度見てみることをおすすめします。

これからの目標は？

――私の得意な知識の中で、イラストやものづくり、デザインしてみたいという子供たちの夢や希望に対してどう将来に活かせるのかという道筋を見出せるような事業を考えて行きたいと思いました。JCに入会したからこそできた目標であると思います。

新入会員へ一言

――JCを理解し、上手に活用することが重要だと思っています。講演会や事業構築などの経験を積むためには、理事者としての役割を経験することが一番だと思いますが、やりたくてもなかなかできない人もいると思うので、まずは参加するだけでも自身の考え方や生き方、今後の目標も考えることができるいい機会に恵まれます。40歳までという限られた時間の中で、このような機会はなかなか得られないので、積極的に挑戦することをお勧めしたいです。