2019年度基本方針

スローガン

 

 

基本理念

一生懸命な姿勢から地域を想い誰もが光り輝き続ける「誇りあるまち花巻の創造」

基本方針

一、志高き人材との出会いを創造する会員拡大

一、親子の絆の重要性を育むひとづくり事業

一、自立性や主体性を育む青少年育成事業

一、JAYCEEが地域を牽引する会員開発事業

一、地域を越えた繋がりを成す組織力の進化

一、地域創生を推進する地域の宝創造事業

一、地域の魅力を創造するまちづくり事業

一、組織のブランディング構築を目指す広報戦略事業

 

理事長所信

はじめに

実力の差は努力の差 実績の差は責任感の差人格の差は苦労の差 判断力の差は情報の差 真剣だと知恵が出る 中途半端だと愚痴が出るいい加減だと言い訳ばかり 本気でするから大抵のことはできる 本気でするから何でも面白い本気でしているから誰かが助けてくれる ※1

仕事のできる人は努力を惜しまず、責任感を持って物事をやりきるからおのずと実績がついて来ます。苦労をしていなければ人の苦労など分かるはずもなく、情報を集めることを怠れば正しい判断から離れてしまいます。

一生懸命何事にも向き合うことで、問題や課題を解決できる知恵が生まれ解決へと導くはずです。逆に中途半端にすることは、他人のせいにし、自分事として取り組めていないがゆえに、愚痴や他人の悪いことばかり指摘してしまいます。一生懸命に取り組んでいる人と、言い訳ばかりしている人がいたら、私は一生懸命な人を助けてあげたいと感じます。

何事も本気で向き合うから面白く、「英知」「勇気」「情熱」が人を引き付け、周囲に「輝」が生まれ和気を創造します。

 

一度きりの人生を懸命に生きていこう。この一瞬一瞬が光り輝く人生なのだから。

 

1949年、まだ戦禍の爪痕が残る混沌とした時代の中で、明るい豊かな社会の実現を理想とし、「新日本の再建は我々青年の責務である」という責任感と情熱を持った青年有志により日本の青年会議所運動は始まりました。

それから8年の時を経て、地域社会の発展を図り、会員の連携と指導力の啓発に努めると共に国際的理解を深め、世界平和に寄与することを目的として、1957年に全国で128番目の青年会議所として花巻青年会議所が誕生しました。明るい豊かな社会の実現へ向け、経済人としての強い危機感と使命感、青年としての抑え難い情熱が60数年を経た今でも我々の心に染み込んでいます。

我々はこの想いを、次世代へ引き継いでいくために自ら考え、率先して行動して行かなければなりません。これからこの地域を創造する責任世代である我々に求められるものは、個人にとっての生きている価値と組織にとっての存在価値をしっかりと見出すことであります。

ひとや地域のために意識変革を行い、物事を見極める確かな価値観と道徳心、前向きに挑戦する気概を持った人間力の高い「人財」となることで、自ら考え行動していく自立性を持った「志民」※2に近づくことができると確信しております。そして、意識を変革した会員同士が地域を思い、互いに理解しあうことで、地域に対してより大きな発信力とより影響力の高い存在価値のある組織へと進化していくのです。

2019 年度も花巻青年会議所は新たに大きな挑戦をし続けなければならない年であります。一人ひとりが明確な役割と当事者意識を持ち、地域にとって光り輝く存在価値を見出し、次代の「誇りあるまち花巻の創造」へ想いを繋げていきましょう。

 

志高き人材との出会いから創造するひとづくり

花巻青年会議所は、諸先輩方の想いを継承しながら、地域の明るい未来のために組織としての力を発揮してきました。会員拡大は、運営面や運動を発信していくための組織力の強化に繋がり、地域に必要とされ続ける組織であることの立証となります。

「誇りあるまち花巻の創造」を実現するためには、会員一人ひとりが青年会議所の理念や運動をしっかりと理解し、市民に行動することの重要性や組織の魅力を十分に伝え、地域のために自ら考え、行動できる「人財」を充実させることが必要です。

まずは、会員拡大を効果的に推進するために、2020年度期首100人LOM※3という明確な目標を定め、情報を収集し昇華させ、計画的なアクションプランを実行します。

また、入会対象者へ未来ビジョンを描く機会を持ち、様々な自己成長の可能性や組織の魅力を伝え入会へ繋げます。

さらに、入会したいという意志を持つすべての人が輝ける環境を検討し、時間や場所にとらわれない新たな活動や運動発信の場から様々な可能性を広げます。効果的な拡大運動と誰もが組織や地域のために行動を起こす環境を整えることで、拡大運動の先にある志高き人材との出会いが自己意識に変革をもたらし、互いに切磋琢磨しながら「人財」へ成長する道を歩むことで、地域で輝き続ける組織が継承され「誇りあるまち花巻の創造」に繋がると確信します。

 

親子の絆の重要性を育むひとづくり

近年、情報化や少子化など社会構造の変化や、親子の意識や価値観の多様化に伴い、家庭教育に対する要請がこれまでになく高度なものになっています。こうした状況の中、我々は、親子の絆の形成に始まる家族との触れ合いを通じて、「生きる力」の基礎的な資質や能力を養い、自制心や自立心を持つ子ども達を育むことが重要であります。

まずは、次代を担う子ども達が未来に希望を持ち、自分の目標に向かって果敢に挑戦し続ける人間的成長を育む機会を創造します。また、家庭教育の重要性を大人にも再認識して頂き、子ども達に親や周囲の大人達が手を差し伸べる温かい地域社会を育みます。

そして、明るく希望に満ち溢れた親子の絆を育むために、子ども達の先導者である親が家族の未来を考えるライフデザインを啓発し、家族全員で夢と希望を共有できる関係性を築きます。

人間的成長を遂げた次世代を担う地域の子ども達は、家族や地域を心から愛する人間に成長し、いずれ地域活性化の原動力となります。無限の可能性へ挑戦する気概を持った子ども達を支える親としての立場と地域という土壌から万全に支え、「生きる力」を育んだ子ども達が健全に成長し、地域の明るい未来に光り輝く郷土愛が醸成され「誇りあるまち花巻の創造」に繋がると確信します。

 

青少年育成が成す創造性を育むひとづくり

次代を担う青少年を「自立」した存在として育成するためには、青少年期を大人への準備期間として、人格の基礎を築き将来の夢や希望を抱いて自己の可能性を進展させ、自らの人生をどう設計していくか創造性を養う時期であると文部科学省で答申しております。

次代を担う青少年が、自身や地域の様々な物事に興味や関心を抱き、社会の形成に参画する意欲を持つことは、地域の明るい未来へ夢や希望を抱き、青少年に対して自立性を高める支援を行い、その健全な成長を期することは花巻青年会議所の一つの責務であります。

今年度は、設立から4年を迎える地元大学生を中心とした「花巻てらこや」と設立から1 1年を迎えた地元高校生を中心とした「はなまきユナイテッドチルドレン」について、主体的に活動し周囲に良い影響を与えられる次世代のリーダーの育成を目指し、人と故郷を愛し地域へ目を向ける経験から未来の自分像を描く創造性を養う機会を提供します。

また、ひとや地域に関心を抱き、地域のために何ができるかを主体的に考え、地域を牽引する「人財」となるようサポートを行います。未来を担う青少年が、自立性や主体性を持ち、様々な経験から「自分達のまちは自分達で創る」という意識に変革を起こし、明るい未来へ向け率先して行動する「人財」が、地域のために光り輝く創造性を養い「誇りあるまち花巻の創造」に繋がると確信します。

 

JAYCEEが地域を牽引するリーダーとなるための会員開

志を立ててもって万事の源となすという言葉があるように、自らが周囲の人達に良い影響を与えられることがリーダーの所似であれば、自分自身がしっかりとした志を持ち、自分の人生戦略を真剣に練り上げなければならないことは言うまでもありません。

まずは「L EAD THE SELF」個人としてのスキルや人間性を磨き、自身に問いかけ傾聴する。そして「LEAD THE PEOPLE」自身の想いを丁寧に伝え周囲を導く。その結果「LEAD THE INNOVATION」組織に成果をもたらしイノベーションを起こすリーダーとなります。

地域社会への貢献や還元は、リーダーシップの源であり、組織の優れたリーダーになるためには、利他の精神をもって実行する覚悟が必要であります。そして、JAYCEE※4が地域を牽引するリーダーとして、人間力を高めるためには、行動改革テーマを決め、実践と省察を継続させながら個を磨く、すなわち自分自身を育み手本となる背中を見せることが重要であると考えます。

自分自身に確かな価値観を養い、他の見本となる道徳心を育み、地域に必要とされる光り輝くリーダーが地域を牽引していくことで「誇りあるまち花巻の創造」に繋がると確信します。

 

地域を越えた繋がりが成す組織力の進化

共通の目的意識を持ち、互いに協力する意思と円滑なコミュニケーションを兼ね備える ことではじめて組織として意味を成します。青年会議所は人が集まるだけの集団ではなく、常に高い付加価値を追求し、明るい豊かな社会へ向け前進を図る歴然とした組織でありま す。

組織のことを思考するならば理解を深め、更なる活性化を充実させる必要があります。VMV※2という同じ価値観を持ち運動を展開している仲間が全国に約3万人、組織とし て約700LOMが現在しております。各々の地域で切磋琢磨し、地域と密着した連携を 構築している全国組織のネットワークは、個々の意識向上や情報共有において、間違いな く高い付加価値を提供することとなります。

まずは、組織力を進化するために、地域の繋 がりはもとより広域に目を向けたカウンターパートの構築を目指します。組織内の意識を 整え、的確な目的を定め、有益的根拠と繋がりから創造する青年会議所の未知なる可能性 を追求します。

また、我々の地域では近年、自然災害や火災など予期せぬ様々な危険から 市民の生命や財産を守るために、東日本大震災の経験を活かし日頃からの備えを推進する など、防災危機管理体制の充実を図っております。

東日本大震災から得た学びと経験は、自助の精神と互助の精神を改めて育む契機となりました。被災地の復興へ向け時代に即し た必要性の高い支援を行い、近年は防災減災プログラムから防災意識の向上へ繋げ、備え る意識を啓発してきました。

今年度は、地域に長期的な意識変革を起こすために、社会の 中で影響力を持つ組織と連携し、対話を進めながら信頼関係を醸成していきます。組織の 進化の指標として、様々なネットワークから多くの成長の機会が生まれ、広域な繋がりと 質の高い信頼関係を築くことが未来への礎となり「誇りあるまち花巻の創造」に繋がると 確信します。

 

地域創生を推進する地域の宝創造

花巻市は、北東北の玄関口にあたり空港や高速道路などの交通インフラが整っていることや、温泉郷をはじめとした宿泊機能が高いことから、観光の街花巻として、年間200 万人を超える観光客が訪れております。

四季折々に多彩な姿をみせる豊かな自然と、貴重な文化的遺産など豊富な地域資源は、活力と魅力溢れる地域の振興を図り、このすばらしい資源を最大限に活用することで、地域相互の交流連携と一体感のあるまちづくりを推進します。

まずは、「地域の宝」を創造するために、地域が誇れる資源を市民が認識することが重要であり、官民や関係諸団体と連携を図りながら地域が一体となる土壌を作ります。そして、住み暮らすひとには誇りを、訪れるひとには感動を与える事業を通じて、地域資源に新たな可能性と価値を創造します。日本全国において地域創生が求められている今、ひとや地域が自らのまちに誇りを持ち、特有の「地域の宝」を磨き上げることが郷土愛の醸成に繋がります。

我々の本質であるチャレンジ精神と意思ある行動から、ひとが作り出すまちづくりのポテンシャルを高め、持続可能な成長を続ける地域創生のイノベーションの原動力となり「誇りあるまち花巻の創造」に繋がると確信します。

 

地域の魅力を創造するまちづくり

地域の高齢化が進行する一方で、若者を中心とした都会への人口流出が起きているのは、都会に職を求め、新たな未来を創造する好奇心を持てる魅力が都会に溢れているからであります。花巻市においても例外ではなく、我々が運動を発信し続けなければならない理由は、地域に住む若者へまちづくりの重要性を伝え、地域資源に興味と愛着を持つことで生まれる、地域への誇りを市民と共に育むことであります。

約400年前の慶長時代、南部利直公をもてなす際に振舞われたというわんこそばは、おもてなしの心から生まれた花巻を代表する食文化であり、全国各地から参加者が集う「元祖わんこそば全日本大会」は昨年度60回の節目を迎え、進化を遂げながら活気溢れる花巻を代表する名物であります。地域資源であるこの大会を歴史と文化を活かした郷土愛を育む場としていきます。

市民の先頭に立ち企画・運営してきた立場から、多くの市民や若者を巻き込み、社会貢献する意識を持ち行動していく「自立」した「志民」を増やし、「元祖わんこそば全日本大会」に新たな存在価値を見出し「志民」が誇りを持って開催する大会を目指します。また、ひとと故郷を愛し、世界平和を望む宮沢賢治の精神を次世代の子ども達に伝えようと始まった

「イーハトーブフォーラム花火大会」は、花巻の夏の風物詩であり、約50,000人を集客する大会として定着しております。市民ボランティアや各種団体と連携を図り、安全で笑顔溢れる大会運営を行うことの他に、今まで培ってきた経験を活かし、催しや会場設営に創意工夫を凝らし、一人でも多くの市民に誇りと郷土愛を醸成する大会を目指します。

新たなまちづくり事業を意識することだけでなく、今ある事業は何のために行うのかという初心に立ち返り、多くの市民と我々が、地域を創造する新たな魅力を浸透させ、市民参画の基で育まれる郷土愛と地域への誇りから「誇りあるまち花巻の創造」を目指します。

 

組織・広報・渉外

総務に関する職務として、組織の基盤として重要な役割を担っており、円滑かつ効果的な組織運営を目指します。まずは、会員の決議機関である総会の設営を行い、出席義務と総会の重要性を伝え、会員が責任と自覚を持って参加するための職務を遂行します。

そして、賀詞交歓会では今年度の方向性を来場者へ伝え、各関係団体と協力体制を強化する設営を行います。さらに、例会等の効率的な運営をサポートすると共に、組織の運営に必要不可欠な年会費の徴収について、会員資格規定に基づいた納入意識の向上を目指します。

広報に関する職務として、花巻青年会議所の運動を市民に分かり易く伝えるホームページを引き継ぎ、様々な媒体を活用し、迅速かつ広域に花巻青年会議所の情報や運動を発信していきます。また、対外広報は我々の運動を発信する重要なツールとなるため、積極的かつ継続的な発信方法を検討し実行します。

さらに、会員が活動を理解すると共に会員自身に当事者意識と連帯意識を喚起させるために、一貫したルール指導や情報共有を図り、会員が活動に邁進する姿を捉え、会員全員に情報を発信します。また、我々の運動が市民へ効果的に伝播する環境を創出するために、戦略的なマーケティングを学び、青年会議所の果たすべき役割を理解し組織の存在価値を高めることを目的とした事業から、光り輝く組織の未来を意識したブランディングの構築を目指します。

様々な機会を創造する渉外について、青年会議所には出向という新たな出会いや学びを得られる機会があり、様々な視点で社会をより良くするステージが用意され、そこで出会う仲間との友情や違った視点で経験する学びや経験は出向した者の自己成長を促します。

また、日本青年会議所、東北地区協議会、岩手ブロック協議会への参加は、参加したからこそ生まれる経験や新たな価値観を組織力の強化へ繋げる機会が提供されます。今年度は、触れ合い、刺激し合い、成長し合える環境を最大限の自己成長の場と捉え、情報を共有し学びや出会いから確かなる自己啓発に役立てる組織ぐるみの土壌を作っていきます。

 

花巻市との有機的連携

花巻青年会議所60周年を記念し、花巻の明るい未来のために、双方のネットワークを生かした中小企業の雇用促進、未来の花巻を担う子ども達の育成などを中心に、情報共有や情報発信などのあらゆる面で花巻市との連携を進めて3年目を迎えます。

今年度は、花巻で推奨するワークライフバランスに重点を置き、家庭と仕事の両立から、中長期的に仕事の生産性を向上するための労働施策を実践します。

また、広報として効果的な発信・受信を行い連携の強化と適切な情報交換を行います。

 

公益法人としての財政審査会議

財政審査会議では、公益法人として厳正かつ適切な財務管理をするために、組織として 健全な予算、決算の作成、事業会計が適正に行われているかの審査を行い、地域から認め られる公益性、透明性、健全性を確立します。

まずは、公益法人として、各種事業におけ る財政面の健全化を図るために、審査機関を設け、公益性の審査、各事業の予算や著作権を 含むコンプライアンスに関して適切な助言を行います。そして、公益法人としての認定基 準の適合性を今後も維持するために、広報と連携しルールに基づいた情報を公開し、透明 性のある会計を実施し組織の運営を支えていきます。

また、「誇りあるまち花巻の創造」を 実現するために策定された2010年代運動指針は、我々の運動を展開するための道しる べとなるものでありました。

今年度は、昨年度設置された2010年代運動指針の検証を 踏まえ、2020年代運動指針の策定に向けた資料や情報を整理し、花巻青年会議所が地 域に必要とされ時代に頼られる青年会議所であるためのインテグレイションを目指します。

 

結びに

私は、1980年12月に花巻市で生まれ男3人兄弟の次男として育ちました。幼少期は、実家が下宿を営んでいた関係もありひとつ屋根の下、大勢で暮らす賑わいから楽しさを学び、少年期は様々なスポーツに挑戦し技術を向上するための努力を重ねてきました。中学高校時代は、所属した団体競技から同じ目標に向かい苦労を共にする信頼できる仲間と、主将という大役を頂いたお陰で判断力を人一倍養うことができました。

そして、なにより成人になるまで優しく支えてくれた家族からたくさんの愛情を頂きました。私は、今日までスポーツを通じて修練と、両親から受けた無償の奉仕、かけがえのない仲間との友情を大切に生きてきました。

成人を迎えてからは、父親が経営する土地家屋調査士という自営業を手伝いながら24歳で結婚し子宝にも恵まれました。土地家屋調査士とは不動産の登記を専門とした国民の権利の明確化に寄与することを目的とした国家資格であり、商品や製品として成果がでるものではなく、不動産の状況を正確に登記記録に反映することによって不動産取引の安全の確保、国民の財産を明確にするといった極めて公共性の高いものであります。私は、苦手な勉学に家族の支えを頂きながら真剣に向き合い、2011 年1月に29歳で土地家屋調査士として登録を行うことができました。

夢と希望を持ちスタートを切った幸せの絶頂期の同年3月11日あの東日本大震災が発生しました。くしくも東日本大震災が私にとって青年会議所との出会いとなりました。私の青年会議所に対する印象は後ろ向きではなく、尊敬する先輩方が多く所属しており資格を取得したのち入会を希望したい一つの組織でありました。

震災直後、花巻市は電気やライフライン設備の被害による程度でありましたが、街は交通網の障害などで大混乱でした。そんな中、交通量の多い信号の消えた交差点で、そんな先輩方が誰よりも早く交通整理を行っていました。家族が心配だったと思います。自宅や会社が物で散乱していたのかもしれません。しかし、愛する地域のために率先して行動を起こしていたのです。誰かがやらなければ、誰かがやってくれるでは二次災害も起きていたかも知れません。

私は、当時の理事長であります伊藤達也先輩へ直談判し、入会を熱望しましたが「この震災による被害規模は大きすぎる。間違いなくこの一年は終わりなき支援活動を行うことになるから落ち着いたら入会をしてほしい。」そして、「夜集まるから、よければ顔を出してみるか。」という言葉が返ってきました。家族の安全を確認した青年会議所会員が集結し、既に被災地へ物資を運ぶ手配や人的支援を行う会議を行っておりました。

私は、この青年会議所という力強い団体のもとで支援を共にしたい、人間味溢れる感情で成長していきたいと感じ入会を決意しました。あの時、交差点で見た花巻青年会議所と記されたブルーのベストと被災地復興のために真剣に議論し行動を起こしている姿は光り輝いていました。

それから、被災地に想いを寄せながら自分にできることを貫き、仲間と切磋琢磨しながら8年目を迎えます。私は、偉大なる諸先輩方の背中を追い続け、信頼できる仲間と出会い、青年会議所という組織で多くの学びと気付きを得ることができました。この尊い学び舎と生まれて38年間成長を見守ってくれた家族と花巻へ感謝の気持ちを込め、恩返しをする時がきたのです。

日々の小さな喜びを大切にし、足元の現実を少しずつ積み重ねていくことが明るい未来を描き、ひとやまちのために貢献し続けることが私の生きている価値であるならば、まずは一年間理事長として会員のために、家族のために、地域のために努力し続けることを約束致します。

最後に、「修練」「奉仕」「友情」この三信条※3を貫いた上で、会員皆様へ訴え続けたい。JCI 運動の最大の目的は世界の恒久的平和であり、世界平和のために私達ができることは、まず身近にいる家族を愛することであります。

 

※1  正範語録より引用

※2  志民:社会のために自ら何が出来るかを考え、行動できる市民

※3  LOM:Local organization member の頭文字をとったもので、各国の青年会議所に所属する各地青年会議所のこと

※4  JAYCEE:青年会議所に所属する会員個人を称する

※4  VMV:Vision Mission Values の略で青年会議所の目的や使命、価値観を示す

※5  三信条  修練 TRAINING    個人修練       地上最大の宝は個々の人格にあり

奉仕 SERVICE   社会への奉仕  社会への奉仕は人生最大の仕事である友情 FRIENDSHIP 世界との友情       友情は国家主権に優先する