基本(運営)方針
国境を越えて人や情報の交流が活発な現代社会、花巻市においても外国人の定住人口が増加傾向にあり国際的な視点を持ち異なる文化や価値観への理解を促進していくことが求められています。一方で、言葉や習慣の違いにより不便を感じている定住外国人や、受け入れる側も同じ理由で交流に壁が存在するのが現状で、国籍や民族の違いに関わらず日本人も外国人も地域社会を支える主体として共に生きることのできる地域づくリが必要です。まずは、異なる文化的背景を持つ者同士が共存できる環境を構築するために、多くの市民を巻き込み多様性あふれる思考から新たな質的価値を発掘し、まちの発展に活用することで、多様な文化的背景を持つ者の社会参画が進み国際共生への地域基盤が確立されます。そして、国際社会の文化的背景から来る考え方の違いに理解を深め柔軟に受け入れる環境を構築していくために、多くの市民と定住外国人が互いの文化を学び理解し、交流する機会を提供することで、互いの文化的背景への理解が深まり共生社会への起点となります。さらに、まちの国際化を促進するために、目的や習熟度に合った日本語を学ぶ環境を拡充し、異なる文化や価値観を持つ人々と出会いを楽しみながらコミュニケーションを図る機会を創出することで、定住外国人が地域との関わりを持ち続けられる環境を構築します。また、渡航経験の有無や語学力に関わらず世界に対し興味関心を持てる地域づくりを推進するために、関係諸団体や地域企業が持つ情報で地域のニーズに合ったネットワークを構築し、発信から波及効果を生み出すことで、国際共生が育まれ世界への眼が開かれます。障壁の解消により国籍を越えた人々が身近な存在となりコミュニケーションを重ね、異なる文化を持つ者が尊重し合い共感が育まれたことにより、多様性を活かす地域社会を基盤とし包括的な多文化共生社会が構築され、誰一人取り残さないまち花巻が実現されます。
基本計画・年間スケジュール
1)花巻青年会議所65周年を記念する国際共生事業の企画運営
副委員長
高橋 勇気
運営幹事
鎌田 冬樹
委 員
熊谷 大輔
及川 麗翠
佐々木 和也